【賃貸審査サポート】全保連の審査難易度?

目次

1、全保連とは?

賃貸住宅における家賃保証会社であり、利用率は80%と全国的に多く利用されています。
(2024年4月 住宅新報より)
住居・店舗・駐車場・倉庫などの家賃保証サービスに加え、学費保証サービス・火災保険の付帯パック商品等様々な商品を展開している業界最大手の家賃保証会社になります。
全保連の本社は、沖縄県に有り審査の際の本人確認や審査連絡は098から始まる番号からくる事が多くなります。
知らない電話番号からの電話には出ないというお客様も多数いらっしゃいますが、物件の申込から1~2週間は電話対応をしておくことをお勧めします。

2、全保連利用率

少し古い情報になってしまいますが、2023年のデータでは4.9万社が取り扱っていると言われております。
全国の宅建業者(不動産業社)数は、約13万社になります。(一般社団法人不動産適正取引機構 統計概要より)
全国13万社のうち、4.9万社が全保連を利用しているとなると、おおよそ2.6回に1回は全保連を利用する事になります。
万が一、全保連の審査に落ちてしまうとそれだけ物件の選択肢を狭めてしまう事になりかねます。

3、全保連の審査難易度

全保連は、LICCに加盟している保証会社になり
LICC加盟保証会社間での過去家賃滞納や遅れなども審査基準に入ります。
また、2022年頃より日本信用情報機構(JICC)と連携し信用情報も審査基準に該当するようになりました。
信用情報とは、お客様のクレジットカード利用歴・支払い歴・遅れ、滞納及びローンの返済状況や返済遅れ・滞納などになります。
LICC加盟であり尚且つ信用情報機関とも連携している為、最も厳しい保証会社に該当します。
信用情報審査も入るようになったので比較的審査難易度は高め
全保連は保証会社プランによって信用情報審査が入らないプランもございます。

4、全保連の審査に落ちてしまう人/LICCとは

LICCとは一体どんな人が全保連の審査に落ちてしまうのか詳しく説明が出来ればと思います。

  • ・アーク株式会社
  • ・株式外社アルファ
  • ・エルズサポート株式会社
  • ・k-net株式会社
  • ・興和アシスト株式会社
  • ・ジェイリース株式会社
  • ・全保連株式会社
  • ・大成保障株式会社
  • ・株式会社宅建ブレインズ
  • ・賃住保証株サービス式会社
  • ・ナップ賃貸保証株式会社
  • ・ニッポンインシュア株式会社
  • ・ホームネット株式会社
  • ・株式会社ランドインシュア
  • ・株式会社ルームバンクインシュア

上記13社が加盟している、一般社団法人 全国賃貸保証業協会のことで
上記13社の保証会社を利用して賃貸住宅を借りたことがある方の情報は
LICC加盟保証会社(上記13社)に共有されることになっています。
共有されてしまうという事は、過去に上記の家賃保証会社にて家賃支払い遅れや滞納があると履歴を共有され過去の履歴を基に審査を行いますので
LICC加盟保証会社間での審査は難しくなってしまいます。

また、全保連は日本信用機構(JICC)と連携している事も前述しました。
JICCは信用情報機関になりますので、お客様のクレジットカード申込内容から支払い状況、支払い遅れや滞納歴・ローンの申込内容から返済状況、遅れ滞納の情報は全保連の審査の際に利用されることになっております。
ですから、信用情報に何かしら傷があると全保連での審査は難しくなります。

LICCの情報に加えJICCの情報も審査に響いてくるため、どちらか1つでも情報に傷がついていると審査は難しくなってきてしまいます。
また、どの家賃保証会社にも該当してきますが、家賃保証会社毎に審査の基準は設けられていますので、上記にて傷が無くても収入基準に満たない場合は審査落ちしてしまう事もあります。
平均的な基準になりますが、月収の30%程度が家賃額の基準となっています。
あくまでも、基準になりますので有名物件や高級賃貸などでは、もう少し高くなってきますし、
家賃保証会社毎に基準値がありますので、収入に応じた家賃帯の物件を選択することが、最重要になってきます。

 【全保連の審査に落ちてしまう人】
・LICC加盟保証会社での、家賃支払い遅れ・滞納がある
・信用情報(クレジットカードの支払い遅れ・滞納、ローンの返済遅れ・滞納等)に傷がある
・逮捕歴や犯罪歴がある
・収入に対して家賃額が高い
・申込書や提出書類に虚偽情報がある
・インターネットにマイナスな情報が載っている(エゴサーチ)

上記に思いあったる節がある方は、全保連の審査難易度は高めになります。

5、全保連審査対象者

基本的に、全保連では年齢制限等はありません。
また、年金受給者や無職・生活保護の方でも審査自体は可能になります。
ただ、基本的に家賃保証会社は家賃をしっかり毎月支払っていけるかが重要視されますので、無職の場合審査はかなり厳しいと思っていただいた方が良いかと思います。

基本的に、日本国籍があるかたであれば審査は可能ですが、大前提信用情報の傷やLICC加盟保証会社での家賃支払い遅れや滞納があると審査は難しくなります。
また、家賃保証会社の初回保証料もお客様の内容によって変わってきますので生活保護を受給されている場合の方や無職の方となるとどうしても高くなってきてしまう事があります。
物件管理会社や、全保連のキャンペーンによっては学生プランや、生活保護の方専用のプランを設けている事があるので、不動産屋さんへ聞いてみると良いかと思います。
無職の方や年金受有者の方は、物件管理会社から預貯金残高や通帳のコピーを求められる事がありますので、審査上管理会社や家賃保証会社の指示に従っていただければと思います。
また、上記のような場合には連帯保証人を求められる事が多いです。家賃保証会社は連帯保証人の代わりのような役割になりますが、家賃保証会社側でも毎月の家賃がしっかり支払う事が出来るか
不透明な場合に連帯保証人を求めてくることがあります。原則として、連帯保証人が不要といった物件であっても、家賃保証会社・物件管理会社・大家さんの審査の都合で連帯保証人が必要となる事はあります。

6、申込時に必要な書類

申込時に必要な書類本人確認の為の身分証明書は必ず必要になります。
(免許証・健康保険証・マイナンバーカードなど)

未成年者
➡ 親権者同意書(不動産屋さんの方で用意してもらえるので、親権者の署名捺印を頂き提出)

学生
➡ 学生証や入学通知書

内定・転職者
➡ 内定(採用)通知書

会社員(パート・アルバイト等の給与所得者)
➡ 源泉徴収票(昨年度の物)・納税証明書・過去3か月分の給与明細(勤続数が浅い場合など)

自営業(フリーランス・個人事業主)
➡ 確定申告書・課税証明書・預貯金残高が分かる物(預金通帳など)

無職
➡ 雇用保険受給者資格証・預貯金残高の分かる物(預金通帳など)

年金受給者
➡ 年金受給証(毎月の年金受給金額の分かる物)

生活保護
➡ 生活保護受給者証(保護決定通知書)

本人確認の為の身分証明証に加え、お客様自身の属性に応じて必要な提出書類が変わってきますので
事前に準備頂けるとスムーズに行きます。

7、全保連の審査の流れ

全保連株式会社は、土日祝も営業している為比較的家賃保証会社の審査は早く結果が出ることが多いです。
申込から審査承認までは以下の流れとなります

1  入居申し込み・必要書類提出    
↓   
2  審査開始 
↓   
3  本人確認電話(来ない場合もあります。 また、就業先へ在籍確認の電話が入る場合もあります。)    
↓   
4  連帯保証人(要る場合)確認電話(緊急連絡先の方へも確認の電話が入る事があります。)    
↓   
5  管理会社・大家さんの審査(場合によっては、追加で連帯保証人を求められたり、預金残高が確認出来るものなど追加資料提出の指示があります)   
↓   
6  結果   

おおよそ、このような流れで、審査の結果が出ます。
また、上記記載通り家賃保証会社では連帯保証人が不要であっても、物件管理会社や大家さんの方で連帯保証人を求められる事がありますので、連帯保証人が用意可能なお客様に関しては
事前にお話しされておく事をお勧めします。また、連帯保証人を用いての契約となると初回保証料金が安くなる事があるので、初期費用を少しでも抑えたい場合には
連帯保証人を利用しての申込を不動産屋さんへ相談すると良いかと思います。

8、まとめ

全保連株式会社は、業界最大手の家賃保証会社になります。
利用している物件管理会社も多く、大多数の物件に利用されています。
審査においては、年齢属性の制限はありませんが、信用情報に加えLICC加盟保証会社での家賃支払い遅れ・滞納も見られますので、家賃保証会社の中でも厳しい家賃保証会社だと言えます。
また、一般的に月収の30%が家賃額の基準と言われています。収入に対する家賃額も審査されますので物件を選ぶ際には参考にして頂ければと思います。
生活保護受給者や、無職、年金受給者であっても全保連の審査は可能になりますが、連帯保証人を求められる事が多くなります。(原則として、全保連では連帯保証人は不要となっております。)
審査自体はかなり厳しい保証会社ですが、お客様の属性問わず審査可能な家賃保証会社になります。
また、賃貸住宅の業界全体で見ても一番多くと言っても過言ではないほど利用率の高い家賃保証会社になりますので、全保連の審査に落ちてしまうと選択出来る物件数も格段に減ってしまうといった
事になってしまいがちです。全国の賃貸物件のうち90%以上は現在家賃保証会社を利用しての契約が必須となっている事から、実生活においてクレジットカードの支払いやローン返済・携帯電話の支払い等
全て関わってきてしまう事は覚えておいて欲しい事になります。
弊社では、過去にお家賃を滞納してしまった事があるお客様や、自己破産をしてしまっているなど審査に何等かの不安材料があるお客様い特化したサポートを行っております。
お客様のご状況をしっかりお伺いしたうえで、収入に応じた物件の紹介や、保証会社を考慮しての物件案内等ご希望にお応じて受け付けております。
一般的な不動産屋さんでは、保証会社を考慮しての物件紹介等になかなか応じてもらえないケースが多数あり、弊社にてご成約頂いた過去のお客様のデータを基に
お客様のご状況で審査の通る物件にご入居までサポートさせて頂いております。
お客様自身で、気になる物件の利用している家賃保証会社を一件一件確認する事はかなり困難となる事が多いので、是非一度弊社へご相談頂ければと思います。
審査において不安のある方以外でも、予算の都合で初期費用に制限がある方などもご連絡頂ければお客様ご予算に応じた物件のご提案も可能となっております。

9、お問合せ・ご相談

賃貸審査通過に特化している不動産会社になります。
夜職 水商売等の方 自営業者様 無職 生活保護の方等
審査に不安がある方のお部屋探しをしっかりサポート致しますのでお問合せ下さいませ。

ラインでのお問合せの方がスムーズになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

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不動産賃貸の仕事に従事10年程賃貸審査に関しまして特化して運営しております。審査不安の方も希望の物件に住めるようサポート出来ましたら幸いです。 賃貸審査通過に特化してお部屋お探し致します。 是非お問い合わせくださいませ。

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