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CASA(カーサ)による審査は厳しい?甘い?
ポータルサイトの家賃保証会社の記載に、CASAとみることは少なくないと思います。
CASAとは、家賃保証会社の一つで、全国的に利用されている保証会社になります。
大手の物件管理会社でも利用されている家賃保証会社になります。
1、株式会社CASAとは?
株式会社CASAとは、2013年に設立された家賃保証会社になります。
家賃保証会社としては、比較的新しい会社ですが、
利用している代理店数は2.2万件と全国的に年々増加している主流な家賃保証会社です。(株式会社CASA HPより)
家賃保証のほかに、養育費保証事業のサービスも行っている企業になります。
2、審査難易度は?
では、CASAによる審査難易度はどうなのか見ていきましょう。
家賃保証会社には、信用情報(クレジットカードの使用歴・支払い遅れや滞納、ローンの返済状況や返済遅れ・滞納)などをみて審査を行う信販系保証会社
LICCと呼ばれる、家賃保証会社間で過去のお家賃支払い遅れや滞納の情報を加盟している家賃保守会社間で共有し、共有されたデータを基に審査を行うLICC加盟保証会社
※以下LICC加盟保証会社一覧
アーク株式会社
株式会社アルファー
エルズサポート株式会社
K-net株式会社
興和アシスト株式会社
ジェイリース株式会社
全保連株式会社
大成保証株式会社
株式会社宅建ブレインズ
賃住保証サービス株式会社
ナップ賃貸保証株式会社
ニッポンインシュア株式会社
ホームネット株式会社
株式会社ランドインシュア
株式会社ルームバンクインシュア
会社独自で審査項目や基準を定め、信用情報や他社での家賃支払いにおける情報を見ずに審査を行う
独立系保証会社
大きく3つに分けられる保証会社があります。
株式会社CASAは、上記3に分けられる保証会社とは別のCGO(一般社団法人全国保証機構)の会員になります。
ただ、CGO(一般社団法人全国保証機構)では加盟保証会社間での情報共有はされていない為、上記3つの分類に分けるとすると独立系保証会社に位置する、比較的審査が優しい保証会社になります。
※CGO加盟会社一覧
株式会社いえらぶパートナーズ
株式会社インシュアランス
SFビルサポート株式会社
エルズサポート株式会社
株式会社ONODERA LIFE SUPPORT
株式会社Casa
新日本信用保証株式会社
株式会社セーフティーイノベーション
株式会社ダ・カーポ
株式会社D2
有限会社トラスト・コーポレーション
中洲貴金属株式会社
ナップ賃貸保証株式会社
ニッポンインシュア株式会社
日本セーフティー株式会社
日本賃貸住宅保証機構株式会社
フォーシーズ株式会社
VRサポート株式会社
みらい保証株式会社
株式会社USEN TRUST
株式会社ラクーンフィナンシャル
株式会社ラクーンレント
レスト・ソリューション株式会社
3、審査の目的
家賃保証会社の審査の目的としては、お客様が毎月のお家賃を支払える能力があるのかを判断する為になります。
近年連帯保証人の代わりに家賃保証会社をっ利用しての契約が主流となりました。
全国的に見て、90%以上の割合で家賃保証会社の利用が必須となっています。
これには、社会問題である核家族化や高齢化が背景にあると考えられます。
しかし、地域によっては家賃保証会社の利用に加え連帯保証人も必要とする事があります。
CASAの審査では、基本的に緊急連絡先での審査が可能になります。(無職・年金受給者など場合によっては必要となる事があります)
特に、九州地方では家賃保証会社の利用に加え連帯保証人が、物件管理会社や大家さんから求められる、昔からの風習があります。
4、審査内容
株式会社CASAはどんな審査を行うのか弊社をご利用いただいた過去のお客様のデータを基に説明していきます。
①仕事
どんな家賃保証会社でも、見られる項目になりますが職業(仕事)に関しては申込書の記載やどんな仕事をしているのか確認があります。
基本的に、属性問わず無職・生活保護・年金受給であっても審査は可能になります。
家賃保証会社の審査は可能であっても、物件の管理会社や大家さんによってはかなり厳しく見られる事があります。
また、勤続年数が浅い場合には別途追加で資料が必要になる事があります。(株式会社CASA HPより)
②収入
収入に関しても、毎月の家賃支払い能力を判断するのに必要不可欠になります。
収入に対して家賃額が高すぎず、低すぎない物件を選ぶ事が重要になります。
的確な数値は不明ですが、基準は月収の3分の1~4分の1程度の家賃になります。
また、無職や年金受給の方に関しては貯金額が分かる物(預貯金通帳)の提出を求められる事があります。
③過去の利用歴
過去にお客様が借りられていた物件にて、CASAの利用がある場合には支払い履歴は審査の項目として見られます。
CASAを利用して物件を借りたことがある場合、家賃支払いの遅れや滞納があると審査承認は難しくなります。
ご自身が過去契約されていた物件に利用した保証会社は事前に確認し、遅れや滞納してしまった家賃保証会社は避けて物件を選ぶ事が必要になります。
5、CASAの審査に落ちてしまう人
CASAの審査は比較的優し目である事は、前述しました。
しかし、CASAの審査に落ちてしまう人も存在します。弊社では、お客様の過去の情報やご状況をお伺いしたうえで物件をご提案させて頂いている為逆にどんな人は落ちてしまうのか説明していきます。
・収入に対して物件の家賃が高すぎる
➡家賃の支払いは毎月必ずしなければいけないものになります。
お客様の収入に対して家賃が高い場合、どのようにして毎月支払いをするのかは誰しも疑問に思うはずです。
ご自身の収入に見合った物件を選ぶようにしましょう。
物件のグレードや地域差はあると思いますが、基準は月収の3分の1(30%)程度になります。
・過去CASAを利用した物件で家賃支払いの遅れや滞納があった・過去にCASAの審査に落ちた事がある
➡過去にCASAを利用して借りた物件にて家賃支払いトラブルがあったお客様は絶対的に難しくなります。
家賃保証会社の目線で考えてみれば当然になりますが、過去にトラブルがあったお客様は再びトラブルがあるかもしれないと思ってしまうのは当然のことです。
過去に借りられていた物件で利用した保証会社の名前も事前に調べておくとスムーズになります。
また、過去にCASAの審査に審査に落ちてしまった方は情報が残ってしまっている為、再度承認を得るのは難しくなります。
・反社会的勢力に関係する
➡国の定める条例により、反社会的勢力に関係する方や準ずる組織に該当する場合、賃貸物件の審査はかなり難しくなってきます。
・犯罪歴や逮捕歴・エゴサーチ
➡賃貸物件の審査において、犯罪歴や逮捕歴がある場合審査は難しくなります。
また、インターネット・SNS等によるエゴサーチにて申込内容と虚偽のある記載や、ネガティブな記載がある場 合、トラブルの未然防止の為審査が難しくなってきます。
・本人確認電話や追加資料提出などに対応出来ない場合
➡本人確認の電話が入らない事も実際ありますが、固定番号や担当者の携帯などより本人確認や申込内容の確認の為電話が入る事があります。
電話対応が出来ないとなると審査が出来ないので、申込から入居までは電話対応をして頂く事が必要です。不審な電話も多い昨今ですので、
不動産屋さんへ聞いて、折り返しが必要な際は折り返しお電話をして頂くようお願い致します。
また、審査の都合上追加で資料を求められる事があります。不動産屋さんは事前に確認をして、申込して頂いていると思いますが、家賃保証会社側から審査の都合で
突発的に追加書類を求められる事がありますので、その際はご対応下さい。
6、本人確認書類
種類 | 詳細 |
---|---|
運転免許証 | 有効期限内のもの |
マイナンバーカード(個人番号カード) | 通知カードは不可。表面に氏名、住所、生年月日、裏面に有効期限が記載されているもの。 |
パスポート(旅券) | 有効期限内のもの |
在留カードまたは特別永住者証明書 | 有効期限内のもの |
住民基本台帳カード(顔写真付き) | 有効期限内のもの |
8、収入証明書類
種類 | 詳細 |
---|---|
源泉徴収票 | 直近1年分のもの。コピー可。 |
確定申告書 | 直近1年分のもの。控のコピーも可。 |
給与明細書 | 直近2ヶ月~3ヶ月分。会社独自の様式でも可。 |
所得証明書 | 市区町村役場で発行されるもの。 |
9、在籍確認の電話はあるのか
カーサでは、基本的には在籍確認の電話は無い事の方が多いです。
勤務先への電話は、個人名ではなく会社名でかけられます。また、電話の内容も「〇〇さんはいらっしゃいますか?」といった簡単な確認のみで、カーサのサービス名などは一切伝えられません。ただし、勤務先への電話連絡を避けたい場合は、事前にカーサに相談することで、対応してもらえる可能性があります。例えば、給与明細の写しや社員証の提示で代用できる場合があります。
9、まとめ ご相談
今回ご紹介した、株式会社CASAによる家賃保証の審査は比較的優しい審査になります。
しかし、過去にCASAにて家賃支払いの遅れや滞納があると承認が難しくなってきてしまいます。
また、CASA側では無職の方・年金受給の方・生活保護の方でも毎月の家賃をしっかり支払う事が出来る事が証明できれば可能と、属性問わず審査が可能な家賃保証会社になります。
審査項目や基準については、完全に独自の審査を行っておりLICC加盟のデータや信用情報などは見ずに審査を行っています。
審査が優しいとはお伝えしましたが、収入に対しての家賃額が高い場合には落ちてしまう事もあります。
株式会社CASAを利用している代理店は全国で2.2万社とかなり多くの物件管理会社で利用されています。
全国的に管理物件を持つ、大手の管理会社でも利用されている事から、CASAの審査が通らないとなると、物件を選ぶ選択肢がかなり減ってしまいます。
CASAの審査に落ちないためには、第一CASAを利用した際に家賃の支払い遅れや滞納をしない事になります。
家賃保証会社の利用がほぼ100%必須となった昨今、家賃遅れのせいで家賃保証会社によっては信用情報に傷がつき今後クレジットカードが利用出来なくなったり
作成する事が不可能になったりと日常生活に支障を来す原因となる事があります。
住宅は、生活するうえで必要不可欠の存在であり、綺麗な物件を選びたいと思いますが、選択しを狭めかねない事態にもなります。
弊社では、そんな諸事情で他の不動産屋さんから断られてしまったお客様や、なかなか地元近くの不動産屋さんへ相談しにくいお客様など
事情を抱えたお客様からの相談を多数頂き、ご入居までのサポートをさせて頂いている実績があります。
過去のお客様データを基に、お客様一人ひとりのご要望に沿った物件のご案内でしたり、ご予算に応じた物件の提案等
ご相談頂ければ精一杯サポートさせていただきます。
実際に、駅前にあるような一般的な不動産屋さんでは審査に特化した物件の提案まで対応して頂けないお話をたくさんいただきます。
LINEからでも結構ですし、直接お電話にてお伺いする事も可能になります。
是非一度、ご連絡を頂ければと思います。